証券アナリスト試験を受けようとする金融機関の若手は、試験全体の合格率より、かなり高い率で合格しています。若くてやる気もあるので当然といえば当然です。もしかしたら、採用である程度絞っていることも影響しているのかもしれません。 ただし、やはり、全員が全員合格できるわけではありません。 1次試験は、回数はかかれどやれば全員受かるのですが、2次試験は繰り返し落ちる若手もたまにいます。(例年3〜4人に1人は落ちています。) ここでは、そういう若手によく見られる特徴などをまとめてみました。
スポンサーリンク 試験に落ちる人の特徴などの実例集 完璧主義者 2パターンあります。 まず、すべてやろう、やるべきだ!という人です。もちろん、すべてできる能力があれば問題ないのですが。
次は、落ちるのは恥ずかしいから行かない今年はいかない!(もしくは途中退室して言い訳)というケースです。見送りも空振りも、合格までにかかる期間が変わらないことは理解できないようです。本人の中では違うのかもしれませんが、外から見たらどちらも同じですね。 高いプライド 上に似ていますが、わからなくても人に聞けない、確認テストで悪い点を取ると恥ずかしいので参加しない、変な解答を書くのが嫌なので部分点ねらいはしないで空白で提出、などです。理屈ではない次元の人が大半あり、言ってなおるケースはほとんどないので、諦めるしかありません。 日本語ができない 私「簿記2級を取る程度の努力は最低必要です。」若手「僕は簿記2級持っているので、ほとんどやらなくていいってことですか?」といった人です。論文試験では、読解力と表現力がある程度は必要です。 勉強しない 部署によって、集中した勉強時間が取れず間に合わなかったという人はたまにいます。「やったことがなくても、そこまで身構えて恐れることはない。」といったら、どう解釈したのか勉強しなくてもよいと勘違いし「勉強しなくても大丈夫って言ったじゃないですか」と言ってきた若手もいました。 基礎能力不足 四則演算のみでは足りません。高校1年生くらいの数学知識は最低でも必要です。 寝坊、電卓を忘れる、解答用紙を間違える、下痢で早退etc… 最低限の準備や確認、体調管理くらいはしておきましょう…。 なお、独学ではどうしても勉強できない、まわりにカリキュラムを与えてくれるような人もいない、という場合には、予備校を検討して下さい。効率もそうですが、やはり自分でお金を払ったほうが真剣度が増すという傾向もあります。 受講料と合格の価値のどちらが高いかは会社によりますが、日系金融機関ではほとんどの会社でペイするのではと思います。証券アナリストの予備校では、TACが有名で、無料で資料請求できます。
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